Rook Jota 5 商品の塗装部分の色が違いましたが、使ってみれば今まで工場で替えていたものと同じと感じました。ゼロクラウンの話ですが、つまり純性よりもタッチが固く喰い付きが高速度設定の代わりに、寿命が4~5倍あると感じるようないつものアレです。どこかの商品説明で見た10万キロの寿命は、まったく嘘ではありません。こう聞くと初めての方は少し心配になるかもしれませんが、ブレーキは普通に利きますから、要らぬ心配も無用です。年間走行距離3万キロ程度の話ですが、そもそも1年もたない純正品質は減りが早すぎ、出費が大きすぎました。ただ自分で交換しようとする場合、お薦めに出てくる1000円ちょっとのセパレータと、ブレーキオイルを溢れさせない為にタンクのオイルを吸いとっておく注射器のような商品は、両方ないと少し苦労するだろうと思います。特に注射器の方は必須と感じましたし、セパレータのありがた味は、普段使いのプライヤーやレンチを工夫して使うのでは得られない快適さがあったと思います。ただそれでも、低速域での喰い付きや鳴きが出そうにないタッチの良さは純正仕様の柔らかいパッドの方が明らかに優れていますから、低速走行が中心の方や、年間通して1万キロも走らないと云うような方は、常にプレミアムなタッチと安心感を味わえる分、純正仕様を選んだ方がよいだろうと思います。いずれにしてもこのパッドは普通に使える良い商品です。今年初頭には倒産も囁かれていた曙ブレーキだったようですが、再生ファンドから資金調達の目途もついたようですし、商品が続く限り、私はこのパッドを使い続けようと思っています。